「知識」は表に出さず秘める物

「おもて」では「なし」ですね。

仕事柄、様々な人とお話をする機会が多いので、

それなりに皆様に合わせるようにしています。

ただ、それでも「残念さ」を感じてしまう人がおられます。


漠然とこんな感じ、とは常日頃思ったりしていたわけですが、

改めて考えてみると

「知識をひけらかし、謙虚さがない人」

は苦手だなぁと気がつきました。


井の中の蛙とでもいうのだろうか

それを自覚できていない人を見ると

つい「かわいそう」と思ってしまいます。


そんな強い感情を持った人は意外と覚えており、

反芻し思い出すことで、自分への戒めになったりするものです。


数年前の話

その方は茶道の知識があるのか、お点前をお受けになられたあとに

「あの先生は茶道を知らない」

「あの流派はこうだという話をしたら、その知識がないのか

 うろたえていた」

みたいなことを、手柄を立てたようにお話されていました。


茶道はもちろん、様々な流派のあるものは

それぞれで所作が少しずつ異なります。

確かに、その方の知っている流派ではそうだったかもしれませんが、

わざわざ、茶席で話してしまうあたり、

茶道を知っている人としてはレベルが低いと感じてしまいました。

(他人を「評価する」ことは避けるようにしているのですが、

 この時ばかりは印象が強すぎて、つい「評価」してしまいました)


周りの土地のご案内や、自分の好きな分野を話すとき、

つい自分も「知識」を我が物で話していないか、振り返ります。

まだまだだなぁ、と思った瞬間にこのエピソードをいつも思い出してしまいます。


「能ある鷹は爪を隠す」

今まであまりピンと来ないことが多かったですが、

「知識」をもっているけど、「謙虚」であることが

まさにこの言葉なんだろうなと感じてしまいました。


10の知りたいことに対して9を出し、会話の中でそっと2を追加する

これぐらいの感覚がちょうどいい気がします

会話のおもてなしもまだまだ奥が深いです。



「おもてなし」に大切なことは○○に教わった

接客業を長く勤めています。 最近わかったこと、サービス=おもてなし では無いということ。 天才型のサービスマンでは無いからこそ、 試行錯誤を続けてきました。 日々勉強。 最近はお客様からお褒めいただくことが多くなりました。 知識は貯めるものでもありません。 どんどん発信していきたいと考えています。

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