真実は雑多の中に有る

まだまだ、花冷えが続いています。

なかなか春は遠い感じがします。


さて、子供の頃はライトノベルを中心に結構小説を読みました。


一番初めにはまったこちらの小説

この中の今でも印象深く思っているエピソードがあります。


ある村で主人公は「すべてのことを忘れることが出来ない男」に出会います。

男は過去に魔女を怒らせてしまい、その結果として

魔女から「忘れることができない」呪いをかけられてしまいます。

朝起きてから寝るまで

毎日毎日自分がどんな行動をしたのかを覚えるようになり

雑多の記憶に自分の大事な思い出が埋もれていってしまった。

そのため、世を捨てるように村はずれでひっそりと暮らしていたとのこと。

その男のために主人公は呪いをとくスープを作る・・・

といったお話

(こちらがメインではないので、お話は本を読んでみてください)


当時、中学生だった自分としては

「忘れることができないなんて、なんて素晴らしい」

って思いました。(現に今でもそれを思っていたりします)

まぁ、この物語に出てくる男のように「何をどう動かしたか」まで覚えていると

気が狂ってくるとは思いますが、

普段の生活ではしっかりと振り返るため細かなことも覚えていくようにしています


特に「知識」はなるべく意識してどんなことにも貪欲に吸収するようにしています

興味のあることからそうでもないもの、日々のニュースや芸能まで


前に流行ったこちらの方もその著書で

「どんなお客様にも合わせられるように日々勉強し

 お客様に教えていただいた」

旨を書かれていました。


雑多の知識を得ることで全体像がふとした瞬間に見えてきたりします。

お客様の所作、思考、癖

自分の「善し悪し」の判断抜きで素直に「受け入れ記憶する」ことで

見えてくることがたくさんありました。


知りたいことをすぐに知れる

だけど、自分で調べるのは大変

だからこそ、接客する側が「そっと教える」


求めるところが高度なお客様とご縁をいただくたびに

自分が成長できます。

前述した小説の中で、主人公の一人の魔法使い(物語初期は記憶をなくしていた)が

自分の記憶を取り戻した際に彼の師匠から頂いた言葉


「真実は数多の知識の中にある。知識を活かせ

 そうすれば道は開ける」(記憶の中なので細かい内容は違うかも)


結構、自分の座右の銘になっている気がします。


「おもてなし」に大切なことは○○に教わった

接客業を長く勤めています。 最近わかったこと、サービス=おもてなし では無いということ。 天才型のサービスマンでは無いからこそ、 試行錯誤を続けてきました。 日々勉強。 最近はお客様からお褒めいただくことが多くなりました。 知識は貯めるものでもありません。 どんどん発信していきたいと考えています。

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